「外壁のメンテナンスは必要」とは知っていても、具体的にどういった工事が必要かは把握している方は少ないです。
そこで今回は外壁の張り替え工事の内容や、張り替え前にチェックしたいことを紹介します。
ぜひ参考にして下さい。
□外壁の張り替え工事とは?
外壁の張り替え工事とは、今ある外壁材を解体・撤去し、下部分を調節してから新たな外壁材を施工するリフォームです。
一度全ての外壁材を撤去する必要があるため、解体費や不要になった材料の処分費用がかかります。
一方で、新しいものに交換できるため、住宅の雰囲気を一変でき、機能性や防音性を高めることができます。
また、外壁の傷みによる雨漏りで発生した下地の劣化部分を補修したり、断熱性を交換することで断熱性能を高めたりといったこともメリットにあります。
□外壁を張り替える前にチェック!
*張替え工事が必要か
外壁の劣化状況には以下のようなものがあり、深刻度はそれぞれ違います。
現在どのような状態か確認することから始めましょう。
1つ目は、カビやコケ、藻です。
見た目やデザイン性を気にしないなら、すぐに補修する必要はありません。
しかし、長期間放置すると悪影響がある点にはご注意ください。
2つ目は、色あせです。
これは塗装時の色が薄くなったりツヤがなくなったりといった状態です。
外壁を保護する塗料の機能が失われているサインなので、リフォームを検討する目安です。
3つ目は、チョーキングです。
これは外壁を指で触った際に粉がつく状態です。
塗料が完全に機能を失っているため、早めにリフォームしましょう。
4つ目は、塗膜の剥がれです。
これは塗料が膨らんでいたり剥がれ落ちたりした状態です。
下地が露出しているため、外壁素材に悪影響が出ている可能性があります。
外壁のリフォームを検討しましょう。
5つ目は、クラックです。
サイディング外壁やモルタル外壁にひび割れが入った状態です。
劣化状態は重度で、雨漏りで内部が侵食されているケースがあります。
もしひび割れが1ミリ幅を超える場合は、すぐにリフォームを検討しましょう。
6つ目は、モルタル外壁の剥がれです。
外壁にひび割れや欠損があるなら、メンテナンスが必要です。
破損したところから雨水や虫が浸入することがあります。
*部分張り替えで対応可能か
多くの場合、塗装で対応することができます。
しかし、外壁の内部が雨漏りで浸食されているなど、放置した結果、劣化状況が深刻な場合は別です。
場合によっては、建て直しや張り替えが必要となることがあります。
□まとめ
家の外壁は、年数を重ねるにつれて劣化します。
外壁の塗装や張り替えは、外壁が本来持っている機能を長持ちさせるために重要です。
劣化したまま放置すると、外壁が脆くなり、周囲の住民にも危険が及ぶことがあります。
しかし、必要工事は状態によって異なるため、まずは工事会社に確認してみると良いでしょう。
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