無機塗料はその耐候性の高さから、近年注目されてきています。
実際、外壁や屋根の塗装をするにあたり、無機塗料を検討する方は増えているようです。
そこで今回は外壁塗装を検討中の方に向けて、無機塗料の特徴や相場について紹介します。
□無機塗料の特徴とは?
一般的な塗料は有機塗料と言われ、石油といった炭素を含むものを主成分とした材料を使用しています。
その材料というのが、アクリルやウレタン、シリコン、フッ素といった樹脂です。
塗膜の基本的な性能はこの樹脂の成分によって変わります。
色あせやチョーキングといった劣化症状は、この有機物が原因です。
一方で、無機塗料は鉱物やレンガ、ガラスといった炭素を含まない材料で作られた塗料です。
一般的にはセラミックやケイ素といった無機物を主成分としたものを指します。
無機物は紫外線による劣化がないため、半永久的な耐候性を持っていると言えます。
従って、100パーセントの無機物でできた塗料なら、半永久的な寿命を持たせることが可能でしょう。
実際、ビルのガラスは何年経とうと劣化しません。
しかし、それでは固すぎて、塗料として使用できないため、現実的ではありません。
そのため、無機物の耐候性を生かしつつ、有機物を混ぜて作る必要があり、そうしてできたのが無機塗料です。
ただし、無機物がどれくらいの割合で配合されていれば無機物と言えるかといった基準はありません。
そのため、悪徳な業者の中には、質の低いものや効果が実証されていない塗料をすすめてくる場合もあります。
極端な話、少しでも無機物が配合されていれば、無機塗料と言えるため、選ぶ際は注意しましょう。
□無機塗料の相場について
無機塗料はどれくらいの費用相場なのでしょうか。
以下で、坪数ごとの費用相場について解説します。
・20坪の場合は約80万円~120万円
・30坪の場合は約110万円~160万円
・40坪の場合は約140万円~190万円
・50坪の場合は約170万円~220万円
・60坪の場合は約200万円~250万円
・70坪の場合は約230万円~280万円
・80坪の場合は約260万円~310万円
外壁塗装には以上の塗料に加え、他にも費用がかかります。
例を挙げると、軒天などの付帯部分や外壁の目地などのコーキング、ベランダ防水、足場代などです。
そのため、全体の費用を考慮した上で、無機塗料にするか決めると良いでしょう。
□まとめ
無機塗料は非常に寿命が長く、塗料の中でも高機能なものの一つです。
しかし、無機塗料といっても多くの商品があり、性能も様々です。
そのため、それぞれの商品の特性をしっかり理解してから選ぶようにしてください。
塗装のことなら、ぜひ当社までご相談ください。
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