戸建ての外壁に必要なメンテナンス箇所とタイミングとは?

メンテナンスは家の寿命を延ばすために不可欠です。 しかし、一戸建てで必要なメンテナンスといっても、多岐に渡ります。 そのため、さまざまな箇所のメンテナンスに目を向けておく必要があります。 今回はメンテナンスの重要性に加え、メンテナンスが必要な箇所とタイミングを紹介します。  

□メンテナンスの重要性

家は素敵な家を建てたら、終わりではありません。 長年住み続けていく中で、雨風や紫外線などのダメージを受け続け、経年劣化が起きています。 これからも家の美しさと機能を保つためには、メンテナンスが必要です。 一般的にメンテナンスにおいては、マンションに比べて一戸建ての方が見落とされやすいとされています。 これは、マンションでは共有部分に対する購入後の管理費や修理積立金などがあるのに対し、一戸建てにはないためです。 つまり、一戸建ては持ち主がメンテナンス費を用意しておく必要があります。 本来、メンテナンス費は大きな出費を伴うため、マンションのように、将来を見越して積み立てておくのが理想的とされています。  

□メンテナンスが必要な箇所とタイミングとは

メンテナンス費は将来を見越して積み立てておくことが理想的とお話しましたが、そのためにはメンテナンスが必要な箇所とタイミングを知っておく必要があります。 そこで、以下で4つ紹介します。 1つ目は、外壁と屋根です。 外壁には外壁塗装やシーリングの打ち替えといったメンテナンスが必要です。 また、木部や鉄部塗装も行う必要があります。 外壁は材質でタイミングが異なります。 ・モルタルや窯業系サイディングだと、10年程度で必要 ・シーリングだと、5年から10年の間で打ち替えが必要 ・鉄部や木部の塗装だと、5年周期で必要 屋根もまた、材質により葺き替えや塗装が必要です。 加えて、屋上に防水工事が必要なケース、雨樋の交換などもあります。 ・瓦だと、10年から20年で葺き替えが必要 ・トタン屋根だと、10年で塗装、20年で交換が必要 ・防水工事だと、10年ごとに防水シートの交換が必要 ・雨樋だと、10年で点検、20年で交換が必要 2つ目は、内装です。 内装で一番スペースを占めるクロスは10年ほどで壁紙が剥がれる場合があります。 特に結露が起こりやすい場所は注意しましょう。 3つ目は、水回りです。 水回りではサビや腐食による水漏れに注意が必要です。 お風呂や洗面所は10年を目安に交換すると良いでしょう。 4つ目は、床です。 シロアリを防ぐため、5年ほどを目安に防蟻処理を行いましょう。 あわせて床下点検を行うと効率的です。  

□まとめ

メンテナンスは建物の劣化を防ぎ、安全に快適に暮らすために大切な作業です。 ただし、費用の捻出については計画的に貯めておくことが大切です。 適切な時期にメンテナンスができるよう、今回紹介した必要な箇所とタイミングの目安を参考にしてください。

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