「火災保険で外壁塗装が無料になる」
このような噂を耳にした方もいらっしゃるでしょう。
今回は外壁塗装に火災保険は適用できるのか、支払われるまでの流れを紹介します。
□外壁塗装に火災保険は適用できる?
結論から言えば、外壁塗装に火災保険は適用されます。
そして火災保険によって、外壁塗装がただになるという噂も嘘ではありません。
ただし、適用にはいくつか条件がある点に注意が必要です。
以下で3つの条件について押さえておきましょう。
*外壁や屋根の破損の原因が災害であること
適用条件として、外壁や屋根の破損が火災や自然災害が原因であることとされています。
ここで言う自然災害とは、風災や雪害、豪雨などのことです。
水害や窃盗、騒擾が原因だと補償対象とならないため注意してください。
また地震による火災や破損も対象外で、地震のリスクに備えるためには地震保険に加入する必要があります。
*被災から3年以内に申請すること
申請には期限がありますので気を付けましょう。
なお、仮に実費で工事をしてしまっても、3年以内なら工事請求書をもとに保険金を申請できます。
また、内容によって追加工事が可能なケースもあります。
*損害の補償にかかる費用が免責金額を上回ること
火災保険には免責金額として、一定の金額以下の場合に自己負担を求めていることがあります。
この免責金額は保険のパンフレットでは自己負担額と表記されているものです。
免責金額を下回る損害は火災保険が適用されないため注意しましょう。
□火災保険が適用されるまでの流れ
火災保険が適用されて支払われるまでの流れは以下の通りです。
・お客様が契約している保険会社に連絡する
・被害が起きた場所の記録や箇所の写真を撮り、必要な書類を集める
・申請書に必要事項を記入、保険会社に提出する
・保険会社が派遣する損害鑑定人によって現場調査が行われる
・保険会社により保険適用対象なのか審査される
・申請内容が通れば保険金が支払われる
基本的に保険金が支払われるまでの日数は、保険会社に申請してから30日以内です。
これは法律により、保険会社は請求手続きが完了した日から30日以内に保険金を支払うという旨が定められているためです。
そのため、最長でも30日、早ければ1週間以内に振り込まれることもあります。
ただし、大型台風が発生した場合、申請が集中するため、内容確認が遅れ支払いが遅延する可能性があることに注意しておきましょう。
□まとめ
火災保険は被災から3年以内に申請すること、免責金額を超える損害であることなど条件があります。
外壁塗装を検討中の方は今回の記事を参考に火災保険が適用されるかどうか確認してみてください。
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