防水工事を検討する中でウレタン防水という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
しかし、実際にウレタン防水が何の工事なのかよくわからない方もいらっしゃいますよね。
今回は、ウレタン防水がどのような防水工事でどのように工事を行うのかご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□防水工事で行われるウレタン防水とは何のこと?
ウレタン防水は、ウレタンと呼ばれる樹脂を塗装することで防水の層をつくり、建物の防水性を高めるための工事です。
ウレタンは、化学反応によって発生する樹脂で、配合する物質や方法によって異なる種類の樹脂が出来上がります。
一般的にウレタン防水は、8年から10年ほどの耐用年数です。
ウレタン防水を行う際には、ウレタンの防水材だけでなく、保護材を合わせて塗装します。
この保護材によってウレタン防水の効果は保たれるのですが、保護材は紫外線や汚れで劣化し、効果が薄れるものです。
そのため、工事から8年ほど経過したタイミングで、保護材の塗り替えを行う必要があります。
また、ウレタン防水は日常的に、ご自身でのメンテナンスも可能です。
いらなくなった柔らかめの布や市販のモップなどで、表面についた汚れを取り除くと、ウレタン防水の効果が長持ちします。
水を使用して掃除すると、さらに汚れを落として、長く美しい壁を保てます。
ただし、硬めのブラシで掃除してしまうと表面の保護材や防水効果のある層を傷つける可能性があるため、注意しましょう。
□ウレタン防水工事は密着工法と通気緩衝工法の2種類!
*防水効果のある塗料を塗り重ねる密着工法
密着工法は、塗料の密着度を高めるために下地とプライマーを塗り、その上から防水効果のある塗料を塗り重ねる方法です。
塗料が既定の厚さになるまで、塗布して硬化する作業を繰り返します。
密着工法は、防水層をつなぎ目なく仕上げられる点や障害物があっても柔軟に塗り進められる点が良い点です。
一方で、下地の影響を受けやすく外壁そのものの劣化状況によっては、調整工事が必要なこともあります。
*通気性のあるシートにウレタン防水材を塗布する通気緩衝工法
通気緩衝工法は、通気性のある緩衝シートを敷いて、その上から防水材を塗布する方法です。
緩衝シートを敷くため、下地に関係なく、防水効果を発揮できます。
ただし、シートを敷くことで湿気がこもりやすく、脱気筒の設置が欠かせません。
□まとめ
今回は、ウレタン防水の概要と工法についてご紹介しました。
住宅の防水効果を高めるためにも、ウレタン防水は重要な役割を果たします。
今回の記事を読んで、防水工事を検討したいと思った方は、当社までお気軽にお問い合わせください。
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